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短い海外滞在でもバイリンガルになれる!帰国子女である私が英語力を維持するために受けた教育【海外留学|駐在】

こんにちは!めお(@meeowmiya)です。アメリカで現地クライアント様を中心にフリーランスをしています。

先日、こんな質問を受けました。

留学・駐在を理由に家族で渡米しており、これを機に子供をバイリンガルに育てたい。アメリカにいるうちにできることや、帰国してからの英語力キープはどうすればいい?

筆者は幼少期に両親の仕事の都合で渡米した帰国子女で、現在アメリカ在住のバイリンガルです。

本記事ではこういった質問に、帰国子女として育った子どもの視点からお答えします。

筆者略歴

  • 1990年 誕生
  • 1993年 両親の仕事によりアメリカに移住
  • 1996年 帰国
  • 2014年 アメリカ大学院留学
  • 2016年 アメリカ現地就職
  • 現在に至る

私が海外で育ったのは、3-6歳の3年間だけですが、たった3年の海外経験でもバイリンガルになることは可能です。

しかし、この3年間の経験と英語力を維持して伸ばしていける環境は不可欠です。

帰国子女の中でも外国語が全く話せなくなる人もいる中、子どもの立場から自分の経験を元に、大切だったと思う要素を紹介します。

それでは詳しく見ていきましょう。

海外経験が短くてもバイリンガルになれる

繰り返しになりますが、私が海外にいたのは期間は3年で、子育ての期間を考えると決して長い時間ではありません。

当時の在米日本人コミュニティをはじめ帰国子女の知り合いの中でも、3年以下の海外経験で英語力を維持している人は割と普通にいます。

海外での滞在期間が短くてもバイリンガルになれることは間違いありません。

一方で、帰国子女が海外で身につけた英語力を維持し伸ばすための環境を両親が整えているケースがほとんどです。

海外での経験を最大化してバイリンガルを目指すには、海外滞在中・帰国後のどちらもでサポートが必要です。

海外サポート①現地校に通う

言うまでもないですが、子供にとって一番英語に触れ、学ぶ機会があるのは現地校です。

帰国時期が決まっているご家族にとって、バイリンガル子育てのチャンスを最大化するには現地校に通うことが最も理想的です。

日本語の教育が遅れるのが心配な場合は、日本語の教科書で週末に勉強する補習校への入学を考えることもオススメです。

現地校で子どもがついていけるか心配な方へ

現地校でも、駐在員や留学生の多い地域の学校では、英語力が追いついていない子どものための特別授業が行われることがあります。

私も授業中に違う部屋に連れていかれて留学生の子どもだけの授業を受けたのをよく覚えています。学校に問い合わせてみてください。

海外サポート②親子共に、日本人以外の交友関係を増やす

私の通っていた現地校は結構インターナショナルで、アメリカ人だけでなく、日本人・韓国人・中国人・ブラジル人などなど世界の様々な場所から来た子どもたちが通っていました。

現地校であっても、日本人の子どもは日本人同士で集まりがちです。

私自身も子どもながらに、よくわからないまま英語社会に放り込まれて不安だったことや、同じ日本語を話す生徒との方が話しやすかったことはよく覚えています。

私の学校では「同じ人種の生徒は可能な限り違うクラスにばらす」という処置がとられていましたが、やはり現地で親子共に日本人以外の交友関係を増やす方が、英語や他の文化に触れる機会は圧倒的に増えます。

アメリカだと仲良くなると家族で家に招待されたり、お誕生日会やBBQなどのイベントに誘われるケースも多いですし、このような経験は、子どもの世界を豊かにしてくれます。子どもは親のやっていることが「正しい」と思って真似しがちです。

お父さん・お母さんが日本人とばかり一緒にいると、学校でも同じように振舞うことが多いように思います。

海外サポート③帰国後10-20年続けられる交友関係を見つける

海外移住では日本で普通に生活していたら知り合えない人とたくさん知り合います。

私の両親をはじめ、子どもの英語力の維持に成功している家庭は、日本人・現地人関係なく、在米時に知り合った方との交友関係を10-20年後も維持しているケースが多く、子どものその後の進路決定においてお世話になるパターンが多いと思います。

私自身、海外や言語の違いに対する恐怖感は小さい頃から全くなく、ずっと日本で暮らしている友だちが海外進出に未知なる恐怖を抱くことがあるというのは発見でした。

また、今のキャリアについてそもそも「こんなことができるよ」と知ることができたのは、大学の夏休みにアメリカを訪ね、現地に残った家族ぐるみの友だちにアドバイスを受けたことがきっかけでした。

いつでも訪ねることができたり、日本にいては入ってこない視点をシェアしてもらえるのはとても贅沢な環境でした。

帰国後のサポート①ネイティブの家庭教師をつける

帰国後の教育については公立校・私立校・インターナショナルスクールと選択肢は様々だと思いますが、すぐに始められて、いちばん手っ取り早いのは家庭教師をつけることです。

現在はわかりませんが、20年前は日本人向けの英語教室では話にならなかったため、知り合いづてにネイティブの先生を探して週1で英語を習っていました。

あまり新しいことを習うというよりは「英語を忘れない」目的で通っていました。これだけでもかなり効果的だったと思います。

帰国後のサポート②帰国生の多い学校に通う

海外経験は子供にとっても帰国子女あるあるとして「『英語喋って』とやたら言われる」というのがあります。

何度もからかわれて私は「帰国子女であること」を隠すようになり、わざと英語のレベルを周りに合わせるようになりました。その結果、英語力が劇的に下がるという悲劇が起こります。

インターナショナルスクールはもちろんのこと、帰国生の多い学校はこのような「帰国子女であることへの引け目」は軽減されます。

また、帰国子女にとって英語の授業では勉強にならないことはよくありますが、「国際」に力を入れている学校では帰国子女は暖かく迎えられ、英語力を伸ばすことも期待できます。

帰国後のサポート③自由闊達な学校に通う

大部分の時間を過ごす学校の狭いコミュニティで「周りと合わない」のは致命的で、下手すればいじめなどの深刻な問題の原因になります。

帰国子女や英語ができることに関して、私は「人と違う」ことを隠すために帰国子女であることを押し出さず、周りに合わせるタイプの子どもで(もちろん自信を持つ子どももいますが)、「人と違う」のが気になる多感な年頃に「団結・統一・仲間」が激推しされている雰囲気は結構苦手でした。

「人と違うことを不審に思わない」もっと言えば「個性や多様性を受け入れる」自由闊達な校風で、生徒もそのスピリットを体現している学校だと強みを隠さずにいられます。

理想は「子どもが将来選べる選択肢を増やす」ためのバイリンガル

最後に目指すべき「バイリンガル」というゴールにあたり「英語力」と「考える力」をかけ算で考えます。

言語と思考力は密接にかかわっています。例えば私は3歳から6歳までアメリカにいて「英語力」は上がりましたが、その後の教育を日本で受けたため「英語での思考力」は6歳で止まったままで、難しいことを「英語で考える」ことはできませんでした。

英語を学習し始める時期に「英語ができる」ように見えていたのが、英語教育が進むにつれて逆にだんだんついていけなくなりました。

このように発音が良く、英語ができるように見えても稚拙な内容しか話せなくなるのは帰国子女が非常に頻繁に陥る罠です。

解決策は「ずっと海外で英語に触れる」ことですが、今度は日本語が稚拙になる・自分のアイデンティティがわからなくなるなど、もっと根本的な問題も発生します。

私は大学院で渡米して、帰国子女 x 日本での教育 x大学院での実践が全て合わさることで初めて日本語も英語もネイティブレベルになれました。

しかし「大人になってからアメリカに来る」という選択肢を取らずに日本に住んで働くことは間違いなくできただろうし、仕事で英語も生かせたと思います。

大切なのは「子供が将来選べる選択肢を増やす」ためにバランスよく教育をしつつ、最終的に子どもがバイリンガルになりたければなれる土台を積み上げることだと思います。

まとめ

以上、「帰国子女である私が短い海外滞在でもバイリンガルになれた教育方法」でした!オススメ書籍もいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

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