英語との意外な共通点?日本語と英語どちらも同じ意味を持つことわざ10選
こんにちは!在米10年目、現地企業勤務のめお(@meeowmiya)です。
ことわざは、その国や地域の特性を示す鏡のようなもので、言語を学習するための楽しい方法のひとつです。
中でも面白いのは、英語と日本語で全く同じ意味のあることわざです。
これは日本人と英語圏の人が文化的な違いがあるのに関わらず、共通した考え方をするという事実を裏づけています。
この記事では、このように日本語と英語どちらも同じ意味を持つことわざを10個紹介します。
筆者は海外在住10年目のアメリカ在住日本人です。
現地企業で働いたのち独立し、主な仕事相手がアメリカ人であることから普段からアメリカでビジネス英語を使って生活しています。
日本語のことわざを英語でも学ぶことで、表現力が豊かになり、よりこなれた感じを出せるようになりますよ!
A little goes a long way (塵も積もれば山となる)
少ない努力や投資でも結果が出るときに使います。日本語では塵や山をつかった表現だったり「千里の道も一歩から」などの表現を使いますが、英語では「少しを積み重ねれば長い距離を進める」と言う表現を使います。
A little kindness goes a long way.
少しの親切も大きな影響を与えます。
All roads lead to Rome (全ての道はローマに通ず)
ある目的に到達するための方法がいくつもあることを示す時に使います。表現方法も日本語と全く同じで「全ての道はローマに通ず 」を意味し、roadsとRomeで韻を踏んでいるのも特徴です。
Don’t worry about taking a different approach, remember, all roads lead to Rome.
異なるアプローチを取ることを心配しないで、行けば通じるのだから。
Strike while the iron is hot (鉄は熱いうちに打て)
最適なタイミングや機会を逃さずに行動することを強調する時に使います。表現方法も日本語と全く同じで「鉄は熱いうちに打て」を意味します。
The market is booming now, we should strike while the iron is hot and invest.
市場が現在急成長している、鉄は熱いうちに打て、今投資すべきだ。
Don’t count your chickens before they’re hatched (捕らぬ狸の皮算用)
まだ結果が確定していない状況で先走って計画を立てることに警戒を促す時に使います。日本語では狸を使ったことわざですが、英語では「生まれる前のヒヨコを数えるな」という表現で使います。
We’ve had some promising interviews, but let’s not count our chickens before they’re hatched.
有望な面接がいくつかありましたが、捕らぬ狸の皮算用、まだ結果は分からないので。
The early bird catches the worm (早起きは三文の得)
早起きして行動を開始することが成功につながることを示すときに使います。英語では「早起きの鳥はミミズを捕まえる」という表現を使います。
I always get to the office early. After all, the early bird catches the worm.
私はいつも早くオフィスに行きます。早起きは三文の得なので。
Rome wasn’t built in a day (一日にしてならず)
何かを成し遂げるのに時間がかかること、すぐに結果が出ないことを認識する時に使います。英語では「ローマは一日で建設されなかった」という表現を使います。
Remember, Rome wasn’t built in a day. We need to be patient with this project.
ローマは一日にしてならず。このプロジェクトには時間がかかる。
Birds of a feather flock together (朱に交われば赤くなる)
同じ趣味や価値観を持つ人が自然と集まることを示す時に使います。英語では「同じ羽を持つ鳥は群れになる」という表現を使い、featherとtogetherで韻を踏んでいるのも特徴です。
They all love sports and spend all their time together. Birds of a feather flock together.
彼らはみんなスポーツが大好きで、ずっと一緒に過ごしています。「朱に交われば赤くなる」ですね。
When in Rome, do as the Romans do (郷に入っては郷に従え)
自分がいる場所や文化の習慣に従うことを示す時に使います。英語では「ローマにいるときはローマ人のように振る舞え」という表現を使います。
In Japan, remember to take off your shoes before entering a house. When in Rome, do as the Romans do.
日本では、郷に入っては郷に従い、家に入る前に靴を脱ぐことを忘れないでください。
There’s no smoke without fire (火のない所に煙は立たず)
うわさや噂には、何らかの真実が存在することを示す時に使います。英語でも日本語と同じように「煙が出るところに火はない」という表現を使います
There have been rumors about the company’s financial trouble. There’s no smoke without fire.
会社の財務問題についてのうわさがある。火のない所に煙は立たず。
The apple doesn’t fall far from the tree (蛙の子は蛙)
「リンゴの実は樹から遠くに落ちない」という表現で、親の特徴や行動が子供にも現れることを表します。親の特別な才能やスキルが子供にも受け継がれる場合ポジティブな場合にも使われます。
His father was always getting into trouble, and now he’s the same. I guess the apple doesn’t fall far from the tree.
彼の父親はいつも問題を起こしていた、そして今、彼も同じだ。蛙の子は蛙だね。
Social butterfly (八方美人)
蝶が花から花へ飛び回る様子から、どんな人とも仲良くできる社交的な人を指します。日本の「八方美人」に近い意味を持ちますが、必ずしもネガティブな意味合いを持つわけではありません。
I’m wary of Jane, she seems to be a social butterfly. It’s hard to know if she genuinely likes us or if she’s just being friendly because it suits her.
ジェーンの八方美人には警戒しているんだ。私たちが好きで仲良くしているのか、自分に都合がいいから親切なのか分からない。
参考文献
本記事は、次のような本を参考に作成しています。ネイティブが使う英会話についてより詳しく知りたい方はぜひ読んでみて下さい!
まとめ
以上、「英語との意外な共通点?日本語と英語どちらも同じ意味を持つことわざ10選」でした!
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