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メディカルイラストレーションを学べる学校と各校の特色

こんにちは!めお(@meeowmiya)です。アメリカでフリーランスメディカルイラストレーターとして活動しています。本記事では

メディカルイラストレーターってどうすればなれるの?

この記事を読むことで得られることは以下の通りです。

  • 国内で受けられるメディカルイラストレーション教育がわかる
  • 海外(留学)で得られるメディカルイラストレーション教育がわかる
  • メディカルイラストレーターとしてのオススメパスがわかる

メディカルイラストレーションは日本ではまだまだ分野として確立されておらず、体系的に学ぶには北アメリカまたはヨーロッパに留学することがオススメです。

バイオテックや研究期間がお金と力を持っているアメリカは就職先も一番多く、キャリアを始めやすいです。

アメリカ・ヨーロッパはそれぞれメディカルイラストレーター学会があり、入るなら学会に公認されているプログラムがオススメです。

それでは詳しく見ていきましょう。

メディカルイラストレーターとしてのオススメのキャリアパス

私は日本で生物学の修士号をとり、アメリカのメディカルイラストレーションプログラムにて修士号を取得しました。

通ったのはUniversity of Illinois Chicago (UIC)です(各校の特色については後述します)。

UICは北米メディカルイラストレーター学会の公認プログラムのひとつです。

私のとったパスというバイアスはありますが、メディカルイラストレーションを学ぶのであれば以下をオススメします。

  1. アメリカ
  2. 学部では科学専攻し、修士でメディカルイラストレーション
  3. 学会公認プログラム

日本ではメディカルイラストレーションが分野として確立されていない

日本ではメディカルイラストレーションが分野・キャリアとして確立されていません。

教科書系の出版社に専属契約で雇われるなどがなければ、独学でイラストスキルを身につけるだけではメディカルイラストレーターとして食っていくのはまだまだ難しいです(川崎福祉大学医療福祉デザイン学科では、メディカルイラストレーションが履修可能です)。

本気でメディカルイラストレーターとして食っていきたいのであれば、留学してメディカルイラストレーションを専攻し、教育と経歴を積んで評価を上げた後日本に帰るのがベストだと思います。

学部と大学院、どれぐらいメディカルイラストレーションを学ぶべき?

日本・海外どちらでも学部でメディカルイラストレーションを学ぶことは可能ですが、個人的には学部では科学を専攻することをオススメします(イラストは独学でもオッケーです)

イラストを描ける人はたくさんいますが、科学で突き抜けている人は圧倒的に少なく、需要も多いので、科学の基礎を積んでいる人の方が強いというのが個人的な意見です。

留学先はどこがオススメ?

就職市場とキャリア形成の観点から、留学先を選ぶならアメリカがイチオシです。

アメリカは世界でトップレベルにバイオテックや研究に力を入れており、予算も潤沢なため、一番キャリアを築きやすいです。

メディカルイラストレーションは知名度が低いため、上流の分野がメディカルイラストレーターを雇う余裕がなければ、仕事がそもそも降りてきません。アメリカはこの点をしっかりカバーしています。

それでは、メディカルイラストレーションを学べる大学・大学院を見ていきましょう。

北アメリカでメディカルイラストレーションを学べる大学院(公式)

北アメリカにはAssociation of Medical Illustrators (AMI)というメディカルイラストレーター学会があり、以下の四校を公式プログラムとして認めています。

メディカルイラストレーション分野で一番権威を持っているのはこちらの学会です。キャリア形成においては一番信頼のおけるソースです。

University of Illinois at Chicago (イリノイ大学シカゴ校・UIC)

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場所アメリカ・イリノイ州シカゴ
一クラスの人数20人前後
学費$$
強み3D、アニメーション

州立大学で、学費が圧倒的に安いです(アメリカの学費は日本の十倍はあるため、学費が低いのは大きいです)。

イラストも学習できますが、3Dやアニメーション、ゲームエンジンなどに力を入れているプログラムです。

学生の数が多いため、社会人になっても支え合える同期にたくさん出会えるのも特徴です。

Johns Hopkins University (ジョンズホプキンス大学)

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場所アメリカ・メリーランド州ボルチモア
一クラスの人数6人
学費$$$$
強み解剖学、外科イラスト

名門で100年の歴史があり、学費も一番高いです。

伝統的なイラスト技術に力を入れているため、解剖学や外科イラストなどいわゆる「王道のメディカルイラストレーション」が強いプログラムです。

学生と教員の数が同じで、教員の手厚い教育が受けられます。

Toronto University (トロント大学)

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場所カナダ・トロント
一クラスの人数15人前後
学費$$$
強みアニメーション、分子生物学

北アメリカでは唯一カナダにあるプログラムです。解剖学だけに限らず、より網羅的に科学(特に分子生物学)に力を入れています。

UICと同じくいわゆる「王道メディカルイラストレーション」よりは3Dやアニメーションなどに力を入れています。

カナダ人をできるだけ入れる目的のため、日本・アメリカに関わらず留学生にとっては一番入りにくい学校の印象を受けました。

Augusta University(オーガスタ大学)

ホームページはこちら

場所アメリカ・ジョージア州オーガスタ
一クラスの人数6人
学費$$$
強み解剖学、外科イラスト

少人数制でありつつ学費がリーズナブルな学校です。ジョンズホプキンスと同じく伝統的なイラストレーションに力を入れています。

4校の中では最もイノベーティブな人材を輩出しており新進気鋭のスタジオの創始者はオーガスタ大学出身者が格段に多いです。

北アメリカでメディカルイラストレーションを学べる大学院(非公式)

公式プログラムではありませんが、こちらの学校でもメディカルイラストレーションを学べます。

Rochester Institute of Technology (ロチェスター工科大学)

北アメリカでメディカルイラストレーションを学べる学部

以下の学校で、メディカルイラストレーションを学部で学べます。

Ferris State University (フェリス州立大学)

Virginia Commonwealth University (バージニア・コモンウェルス大学)

Arcadia University (アルカディア大学)

Cleveland Institute of Art (クリーヴランド美術大学)

Iowa State University (アイオワ州立大学)

Rochester Institute of Technology (ロチェスター工科大学)

University of Georgia(ジョージア大学)

University of Washington (ワシントン大学) 単位取得のみ

ヨーロッパでメディカルイラストレーションを学べる大学院

ヨーロッパでは、以下の学校でメディカルイラストレーションを修士で学べます。

ZUYD (オランダ国立南大学/オランダ)

École Estienne (エコール・エスティエンヌ/フランス)

University of Glasgow (グラスゴー大学/スコットランド)

Liverpool John Moores University (リバプール・ジョン・ムーアズ大学/イギリス)

University of Dundee (ダンディー大学/スコットランド)

ヨーロッパでメディカルイラストレーションを学べる学部

ヨーロッパでは、以下の学校でメディカルイラストレーションを学部で学べます。

Zurich University of the Arts (チューリッヒ美術大学/スイス)

まとめ

以上「メディカルイラストレーション大学院と各校の特色」でした!日本ではメディカルイラストレーションは分野として確立されていませんが、世界では体系だった教育を受けられます。ぜひ検討してみてください!

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