post-thumb

私が貯金を一切崩さずに海外留学費1500万円を捻出した方法【資金調達|大学院留学|高額|学費|生活費|費用】

こんにちは!めお(@meeowmiya)です。

海外留学・大学院留学に興味があるけど、留学費用ってかなりかかるよね。留学経験者はどうやって資金調達しているんだろう?

本記事ではこういった疑問にお答えし、私が大学院留学時に総額1500万円の留学費用を工面した方法を紹介します。

本記事は次のような方にオススメです。

  • 海外留学に興味がある方
  • 上質な教育を受けたいが、
  • 奨学金(実質学生ローンではないもの)に興味がある方

筆者は世界中でも特に教育費用の高額なアメリカに大学院留学し、現地企業を経て現在はフリーランスとしてアメリカで働いています。

筆者の留学実績は次の通りです。

筆者経歴

  • 2011年頃より海外大学院に興味を持ち、出願準備開始
  • 2014年、大学院留学のためアメリカに渡米
  • 2016年、イリノイ大学シカゴ校にて修士号を取得。

結論から申し上げますと、私の大学院(修士)留学の資金は日本からの給付型奨学金とGraduate Assistantship(授業のTAや教授の助手などして学費や給料を稼ぐ大学院生のバイト)でまかないました。

それでは詳しく見ていきましょう。

入学と共に奨学金が保証されている場合

学校や学位(特にPhD)によっては入学時に学校からの奨学金が保証されている場合があります。

ラッキー!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、裏を返せば、受験校に「奨学金を出してでも入学してほしい」と思わせるぐらいでないと最初から落とされる、ということでもあります。

そのため大学院入試の段階で好成績を収めることは必須ですし、受験校が「何を『優秀』と捉えるか」を把握している必要があります。

入学してから知ったのですが、私の通っていたイリノイ大学シカゴ校では毎学期上位2名は学費免除というシステムがあり、最初の学期は入学時の成績で選ばれました。

基準はどうやら「デッサンスキル」だったようですが、優秀さの基準はプログラムによって違うので、前もって受験校と連絡をとり、各プログラムの「バリュー」を見極めることが大切です。

ちなみにこの毎学期の奨学金については事前段階に奨学金についてプログラムに問い合わせた段階では教えてもらえませんでした。

日本からの給付型奨学金

成績優秀者では残念ながらなかったので、入学時点では資金援助は全くありませんでした。

実は、海外留学向けの奨学金の応募は基本的に入試直前の秋(9-10月ごろ)に行われます。

「奨学金に応募できるのは入学が決まってからでしょ」と当たり前のように勘違いしていたため、応募できる奨学金自体がほとんどない状態…

でしたが、私のように期を逃した人向けに奨学金の追加募集を行っている財団がかろうじていくつかありました。

無事に独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度(大学院学位取得型)の追加募集に合格することができ、年度授業料250万円x2=500万円の授業料を獲得しました。

JASSOの奨学金を使うことで、実質入学してすぐに必要な学費や生活費、引っ越し費用などをまかなった、という状態です。

日本でいう奨学金は卒業後返さないといけない場合が多く、実質学生ローンと変わらないパターンが主流ですので、返済不要の奨学金を探す場合は「給付型」を探すことがポイントになります。

募集要項を満たすために、いったん日本の大学に提出した退学届を翌日大慌てで撤回して休学扱いに変えてもらったことは良い思い出です。

日本で取得できる海外留学向けの給付型奨学金

日本から取得できる海外留学向けの給付型奨学金については現在編集中です。

大学院留学支援コミュニティXPLANEでもまとまってリンクがあるので、そちらも参考にしてください。

Graduate Assistantshipについて

上記の通り、入学後すぐの資金は給付型奨学金によって支給されましたが、生活費も含めると総額は1500万円、1000万円足りない状態です。

この不足分はM1夏学期から1年間のGraduate Assistantshipで工面することができました。

Graduate Assistantshipとは
大学院生が学内で行う「アルバイト」。しかし給料・待遇はバイトより遥かに優遇されており、Stipend(生活費の支給)やTuition waiver(学費免除)の形で払われる。アメリカでは規定の時間内であれば学生ビザでもGraduate Assistantとしての就労は許可されている。大学教授の研究助手(Reseach Assistant=RA)や授業の助手(Teaching Assistant = TA)、また大学スタッフに近いポジション(Graduate Assistant= GA)など業種は様々。

採用をもらったポジションは大学スタッフに近いGAにあたるもので、学内で使用されているオンライン教育アプリBlackboard Learnのバックエンドで、マニュアル作りやカスタマーサポート、ワークショップなどを主に行っていました。

週20時間の就労で学費免除、$2000のstipend付きというかなり好待遇の仕事でした。

Graduate Assistantの募集は公募や学内掲示板、指導教官から直接声がかかるなど様々な形式で行われますが、私の場合はプログラムに直接オファーのあった募集に応募して採用された形です。

私のような場合や公募では、当然ですが他の生徒と少ないポストをかけて競うことになるので、採用されやすいようにアピールポイントを用意することが大切です。

採用されるために気をつけていたこと

ここでは、公募でGAに応募するときに有利に働いたと考えるポイントをいくつか整理しました。

①先任の先輩と仲良くしておく

採用の確率を一番あげられる戦略はおそらくこれです。

もし先任のTAがいる場合、彼らにも「誰かいい人知らない?」と声がかかっている場合も多いので、リファラルをもらえれば一気に採用されやすくなります。

アメリカでは何よりも「コネ」が重要だ、という話はこちらの記事でもしております。

②リサーチをしっかり行う

👆の先輩と仲良くする、にも少し関わりますが、採用側がどういったスキルを求めているのかしっかり調べておきましょう。

募集要項を読みこむ、というのは他の応募者もみんなやっていることなので当然として、「なにかプラスアルファの情報をつかむ」ことで履歴書や志望動機などの必要書類を採用されやすいように寄せることができます。

③記憶に残る工夫をする

最後に、TAは言うても学生アルバイトですのでいわゆる就活のようにガチガチな面接をされることはなく、責任の重いポジションではありません。

そのため「一緒に働きたい」と思ってもらえることも割と大切です。

上記のような工夫を行った上でですが、少しパーソナリティが出るような面接や出願書類などはプラスにとられる可能性が高いと思われます。

まとめ

以上「私が貯金を一切崩さずに海外留学費1500万円を捻出した方法」でした!

「役に立った」と思っていただけたら、シェアいただけますと幸いです。ブログやWEBサイトなどでのご紹介もとても嬉しいです!

ABOUT ME
めお(meow)
めおです!アメリカで大学院を卒業後、現地企業を経てフリーランスで働くイラストレーターです。海外留学、海外キャリア、フリーランス、英語などが得意分野です。

あわせて読みたい