短期集中で必要スコアを取るためのTOEFL、GRE学習法【海外大学院卒業生が教えます】
こんにちは!めお(@meeowmiya)アメリカ大学院を卒業し、フリーランスメディカルイラストレーターとして活動しています。本記事では
という疑問にお答えし、アメリカ大学院における基礎学力・英語力の指標であるTOEFL、GRE学習法について解説します。この記事を読むことで得られることは以下の通りです。
- GRE、TOEFLとは何かがわかる
- 効率的にGRE、TOEFLで必要なスコアを狙える戦略がわかる
- GRE、TOEFLスコアUPのために効果的な勉強方法がわかる
海外大学院受験ではGREとTOEFLの優先順位は低いため、時間をかけず効率的に済ませるのが良いでしょう。英語力の観点から、難易度はGRE >>> TOEFLですのでまずはGRE対策をし、クリアすればTOEFLは楽勝です。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
GRE、TOEFLとは
GRE(Graduate Record Examination)とはアメリカ大学院におけるセンター試験の役割を果たし、基礎学力をみられます。General Test(教養科目)とSubject Test(専門科目)の2種類があり、General Testのスコアのみが必要でした。General Testは以下の三科目で構成されています。
- Verbal (英語) 130〜170点
- Quantitative (数学) 130〜170点
- Writing (小論文) 0~6.0
TOEFL iBTは留学生としての英語スキルの証明に使われます。以下の四科目で構成されています。TOEFLにも様々な形式があり、その中でもパソコンベースで全て受験可能なのがTOEFL iBTです。各セクションは
- Writing 30点満点
- Reading 30点満点
- Speaking 30点満点
- Listening 30点満点
合格ライン
本記事は前提として私個人の体験談がベースですので、私の受験したアメリカ大学院への受験準備について解説します。参考までに、私が突破の目標としたスコアは以下の通りです。
- TOEFL iBT 100以上(Listening 17, Writing 25, Reading 19, Speaking 25以上)
- GRE Generalスコア300以上
参考までに、私のアメリカ大学院受験の全貌はこちらの記事からどうぞ


戦略:GREとTOEFLは同時に勉強する
海外大学院受験において、ぶっちゃけGREとTOEFLの優先順位は足切り対策程度です。
研究や推薦状の方が遥かに重要なため、基本的にはあまり時間をかけずにサクッと済ませることが理想的です。
GREが突破できる英語力があればTOEFLは余裕
高スコア獲得のために必要な英語力はこんな感じです。
GRE >>> TOEFL
WritingはTOEFLもGREも小論文が課題ですが、GREの方が遥かに出題も難しく、より高度なライティングを求められますし、GRE VerbalをカバーしていればTOEFLのリーディングは余裕です。
これらをカバーした段階で基礎の英語力はかなり上がるはずです。TOEFLのSpeakingやListeningについては詳しく後述します。
それではまずGRE対策について見ていきましょう。


GRE対策
Verbal、Writingは問題の難解さがレベチで、英語が得意でもこの二つで高得点を目指すのはかなり難しいです。
一方で数学にあたるQuantitativeは中学レベルの数学の問題しか出題されません。
「角度」や「直径」などの数学的な専門用語を覚える必要はありますが、単語さえ覚えてしまえば理系科目が苦手でも高得点は容易です。
GREはVerbal、Quantitativeにおいて最低点130点、最高点170点というシステムです。
スコア300を越えるためには、Verbal, Writingで一問も答えられなくても(130点)、Quantitativeで満点(170点)を取れれば300点を突破可能で、実際そう悪い条件ではありません。
Verbal
三科目の中で最難関で、とにかく英単語の引き出しを増やすことに注力するべきです。
日本語でのGRE対策教材はかなり少なく、ぶっちゃけクオリティも低いので英英で勉強することをオススメします。
参考までに、私が利用した日本語教材を紹介します。
GREの出題単語はかなり難解なのでTOEFLや受験対策用の教材、ましてやTOEICの単語帳では全く勉強になりません。
この点は注意してください。
主な教材としてhこちらのFlash Cardを参考にしました。
移動中やちょっとした空き時間でも勉強できるところがオススメです。
あと練習問題もひたすら解きました。GRE公式の練習問題集が一番オススメです👇
繰り返しになりますが、Verbalでは高得点を狙うというよりは「可能な部分で点数を稼ぐ」という状態なので、出来が悪くても大丈夫です。
Quantitative
繰り返しになりますが、英語力を抜きにすれば出題課題は中学レベルの数学です。
過去問を解きまくれば必要な単語を覚えますので、10回分ぐらい過去問を解けば問題ないかと思います。
Writing
Verbal同様、高得点を狙うというよりは「可能な部分で点数を稼ぐ」というスタンスです。
私が受けたときと変わっていなければ一限目はWritingなので、準備運動の気持ちでやると良いと思います。
- エッセイとしての構成がきちんとできている
- 聞かれたことに(稚拙であっても)きちんと答えている
など基本をしっかり押さえることに集中すると良いと思います。
TOEFL対策


繰り返しになりますが、一度GRE対策をすればTOEFLは楽勝です。
GREでカバーされていないリスニングとスピーキング学習法については👇の記事を参考にしてください。
リスニング学習法
スピーキング学習法
何度でも受け直し可能!
TOEFLもGREも、安くはありませんがお金さえあれば何度でも受け直し可能です。
大学院入試におけるTOEFL、GREの優先順位は低いので、あまり時間をかけすぎるのは良い戦略とは言えませんが、早めに受け、受け直し可能と知っておくことで精神的にはかなり楽になります。
まとめ
以上「アメリカ大学院受験におけるTOEFL、GRE学習法」でした!空いた時間に学習すれば、そう高得点を狙わなくてもスコアは揃えられます。あまり気負わずに頑張ってくださいね!
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