生活水準が低くても丁寧で豊かに暮らせる考え方【お金がない|お金をかけない|幸せ】
こんにちは!めお(@meeowmiya)です。
私はパチ屋と飲み屋が入り乱れるスーパー下町で生まれ育ちました。
そんな私が唯一「育ちが良い」と言える部分があるとすれば、 生活水準を不必要に上げずに生活することを叩きこまれたことです。
「ケチ」と言われがちなこのスタイルは貧乏がゆえの卑小な習慣として見られがちです。
しかし、マーケティングがあちこちに溢れ、右も左も「買え、買え」と言ってくる中で、生活水準が低くても生活できるのは素晴らしいスキルです。
私は基本的に「生活水準を1度向上させたら下げることはほぼ不可能」という前提で生いる。贅沢にはすぐ慣れるし飽きるのに、貧乏に慣れるのはトラウマになるし難しい。世の中は「買え、買え」で溢れているけど、練習すれば9割ぐらい無視できるし、実際無視しても大して生活に影響ない
— めお(meow)|海外イラストレーター🇺🇸 (@meeowmiya) October 21, 2021
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
マーケティングは「買え、買え」攻撃
私の家族はずっと母方の祖母の実家で暮らしてきました。
嫁に行った娘が家族を連れて帰ってきた上に居座った、と思うと恥ずかしいことなのかもしれません。
しかしこれは資本主義的なマーケティングに大きく影響を受けた考え方です。
なぜならこれは 「実家に出戻るのは恥ずかしい」という実態のないステータスベースの考え方だからです。
生活費まで祖母に頼っているわけではないし、快適に暮らすことと二世帯で暮らすことは相関しません( 祖母と仲が悪い、とかは別の問題)。
「〇〇歳までに〇〇すべき」のは明確な理由がない限り不健康な考え方です。
ではなぜ私たちはこのように考えるのでしょう?
それは 「〇〇をするべき、買うべき」というメッセージを送ることによって儲かる人がいるからです。
マーケティングはあらゆるところに溢れています。
毎日のように 「買え、買え」攻撃を受けることで、買うのが普通だと思うようになります。
だから「買え」のメッセージ以外に買う理由をきちんと考える必要があります。
収入と生活水準は全く比例しない
「そんなお金はない」とは何度も言われましたが、 別にうちは貧乏だったわけではないと思います。
現に私も妹も中高私立に行かせてもらったし、それはおそらく
(親を説得できないような)そんな(しょーもないことに使う)お金はない
ということだったのかな、と思います。
時は経ち、私は東京より物価の高いボストンで、おそらくいちばん安い物件に8人でシェアハウスしながら住んでいます。
ルームメイトのひとりは年収1000万円以上は稼ぐであろうフリーランサーですが、スーパーに行くときはあらゆるセールやクーポンを使い倒し、毎日自炊しています。
彼は貧乏に育ち、クリスマスプレゼントがバナナだったこともある人です。
幼少期を通して、彼も私も マーケティングされている「良い暮らし」に大した価値がないことをよくわかっています。
生活水準を上げれるのにあえて上げないこの節約は、果たして卑しいのでしょうか?
生活水準をコントロールすることで得られるもの
我々が幸せを感じる要素のひとつに「自主性(autonomy)」があります。
簡単に言うと、コントロールできる自由がある、ということです。
感情に振り回されないこと、意思決定、収入を自由に決められることのが気持ちが良いように、 収入に関わらず持続できる生活レベルを維持し、満足できるようになることで得られる精神的自由があります。
また 必要以上にお金を使わないことで、必要なこと・必要なときに惜しみなくお金を使えるようになります。
これは好きなときに好きなものが買えるとかいうことではなく、 人生の選択をしないといけないときにお金がボトルネックにならないことです。 過去に私の経験したことを含めて「良いお金の使い方」には以下のようなものがあります。
- 留学したいときに留学できる
- フリーランスを始めたいときに貯金がある
- 病気や怪我をしたときに治療費をケチらなくて良い
- 子どもの教育にお金を惜しまなくていい
- 老後の心配をしなくていい
大きな収入があるだけでは本当に自由になれるお金は実現しません。
お金を日常的に使うのに慣れてしまっているとお金は貯まらないからです。
本当に必要な少ないもの以外に無為にお金を使わない精神を実行に移し続けることが不可欠です。
まとめ
以上、「生活水準が低くても丁寧で豊かに暮らせるミニマリスト教育」でした!
両親が20年かけて私を徹底的に教育したように、 お金の使い方は一朝一夕では身につきません。
教えてくれる人がいないと、とても難しいことだと思います。
そのためには、ケチでいることは卑しく不幸だという考えが変わるといいなと思います。
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