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アメリカで、フリーランスと副業の労働人口が多い本当の理由【海外フリーランス】

こんにちは!めお(@meeowmiya)です。

最近、海外フリーランスに関連した話題で、「アメリカでは35%がフリーランサーをしていて、海外フリーランスに優しい国だ」と聞くようになってきた。実際はどうなの?

本記事では、こう言った疑問にお答えし、実際にアメリカでフリーランサーとして生計を立てている私がアメリカでフリーランス人口が本当に多い理由について解説します。

自由に働ける業務形態として人気を集めるフリーランスですが、この流れを生み出したのは社会であることを忘れてはいけません。

ほとんど社会がフリーランスを奨励していると言ってもおかしくないのです。

  • なぜフリーランスが奨励されているのか?
  • フリーランサーにどういう影響があるのか?
  • 気をつけないといけないことはあるか?

これらを答えていきます。

アメリカ社会がフリーランサーを増やしたい理由

アメリカでも実際に、10年ほど前までは終身雇用が普通でした。

フリーランサーが奨励される理由としては企業が今までのように正社員を雇えなくなったことが原因です。

10年代を通して非正規雇用の急増やトヨタなどの終身雇用の打ち止めに見られるように、予兆はあちこちにありました。

このような時代背景の中、自由意志で企業に属さない選択をする人が増えたことは会社にとっては願ったり叶ったりなことなのです。

「自由な働き方」を選んだ人に対して企業は責任をとる必要がありません。

必要なときだけ雇えるし、福利厚生を提供する必要もありません。

何より、終身雇用のように、この先何年も雇う必要がありません。

だって、それは被雇用者の選択だから、企業は責任を取らなくてもいいんです。

フリーランスの生活形態は「労働」の歴史を逆行する

もともと農業をしていた人類は、主に日照時間に合わせて「働いて」いました。

その後産業革命がおき、日照時間を中心にまわる農業から工業への移行がおこると労働時間に規制がなくなりました。

超長時間労働や劣悪で危険な環境に耐えかねた被雇用者たちは労働組合を結成し、いわゆる9-to-5と呼ばれる8時間労働システムができ、福利厚生の充実が起こりました。

フリーランスの台頭は、200年以上かけて整備された社会保障制度を逆行します。

仕事を頼む相手の労働時間を気にしなくてよくなりました。

フリーランサーが健康かどうかも気にしなくて良い。設備投資もしなくて良いし、休んだり失敗したら罰金をとったり首を切ればいいだけの話です。

アメリカのフリーランサーはどれぐらい稼いでいる?

では、アメリカのフリーランサーの実態とはどのようなものなのでしょうか?

  • 48%の女性/34%の男性、全体の43%の収入は$25k(300万円)以下
  • 43%が「金銭的に不安定になった」と回答、「金銭的に安定した」と回答したのは23%
  • 49%の男性/38%%の女性が立ち行かなくなる
  • 61%が2つ以上のスキルでフリーランスしている
  • 4年以上フリーランスを持続できている人は34%

悲しいですが、決して安定しているとは言い切れないのが現状です。

参考にしたのはこちらの記事です。

ギグエコノミーの実態を表した作品も

フリーランサーの痛烈な実態を見せる作品もあります。

代表作がケン・ローチの「家族を想うとき」です。



フリーランサーが気をつけるべきこと

フリーランスは自由に働き方が選べるすばらしい選択肢だと思います。

ですが、社会が何を望んでいるか、自由に伴う代償は何かをしっかり理解することも同様に大切です。

自分を守れるのは自分しかない、という自覚と、自分を大切にすることは不可欠です。

また、これらを実現するために追い込まれた状態に極力留まらないことも考慮してください。

貯金、健康、スキルを欠く状態を最低限にとどめてください。

今、それができないのであればしばらく社員として働くことを強くオススメします。

誰の言いなりにもならないことは、誰も守ってくれない、ということです。

取り返しがつかなくなる前に、まずは理解、そして行動が大切です。

海外移住やフリーランスのブームによって「アメリカはフリーランス人口が多いので、海外フリーランスにオススメ!」という無責任な情報が一人歩きするようになりました。

これらはアメリカのフリーランスや経済における実態を全く考慮していないので、ご注意ください。

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