社会人として長生きするための生存戦略【キャリア戦略|残業|勇気|働きすぎ|理不尽|リストラ】
こんにちは!めお(@meeowmiya)です。
ボストンでフリーランスイラストレーターとして世界を相手に仕事しています。
フリーランスになって、会社員時代の環境を客観視できるようになり「これからどうしたいのか」を考える余裕ができました。
働き方についての議論はいつも持ち上がり、「働く」ことに問題意識を感じている風潮の強さを物語っていると思います。
こういった不安に対して、本記事では私が思う「社会人として長生きするための生存戦略」を解説します。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
「できなくなる」を前提にしたときに
残業や無理なスケジュールは「できなくなる」ことを前提に考える方が戦略的に正しいでしょう。
年をとるごとに健康へのリスクは上がるし、家族が増えること、健康を害することも考えるのが正当。
無理がきく者、能力のある者が存在する限り、年老いて使い物にならない人は見捨てることはあっても拾われることはありません。
消費できる人材がいる限り社会は自分を守ってくれない、自分の身を守れるのは自分だけです。
一度、「もし両腕がもげて描けなくなったら」ぐらい極端に考えてみると色々なことが見えてきます。
リスクヘッジのための貯金も自分への投資
まずは、貯金と不労所得の力。
毎月、給料をぜんぶ使い切ってしまう生活は思っているより危険です。
理由が安月給すぎることにせよ、金遣いが荒いことにせよ、今すぐ生活改善するべきだと思います。
ニューヨーク・タイムスのベストセラー「I Will Teach You to Be Rich(日本語訳なし)」で著者で起業家のラミット・セティはこう書いています。
収入は振り込まれた瞬間に10%が貯金、10%が投資にまわるようにシステムを設置するべき。あとはラテを何杯買ってもいいし、好きなだけ贅沢に使っていい。どんなに若くても今すぐ始めることが大事
今後の人生で、仕事のために一番無理が効くと確実に言えるのは今だけです。
であれば金融資産を築けると確実に言えるのも今、と考えて行動するのは妥当です。
カネのために働くことを一刻も早く脱却する
「人生100年時代」では高齢になっても当座の運転資金を稼ぐために働き続けるのは危険です。
スキルや商品が今すぐなくても積み立てを始められる方法は投資です。
退職用の低リスクなものでも貯蓄は増やせます。
若いうちに投資をはじめ、「定年」後、確実に資産が増えるシステムを作れば、お金の心配が減ります。
カネのために働くことを一刻も早く脱却するために今できることを最大化するのは大切です。
- 年収の高い仕事に転職する
- 必要のない出費を削って貯金に充てる
などは作品そのものには関係ないし、面倒くさいことだけど非常に効果的です。
替えのきかない人材には一部の人間しかなれない
クリエイターとしての年数が上がるごとに体力は衰え、経験と作品のアーカイブが上がっていくと考えるのが妥当です。
であれば、経験とアーカイブが体力より重視される環境を模索し始めるのは今からでも良いかもしれません。
参考にしている情報として、働いていた広告代理店ではアニメーターで入っても、40歳以上の社員でアニメーションをしている人は一人もいませんでした。
入社後10年かけて制作以外の部分にも関わり、替えのきかない信用を作り上げた人ばかりで、全員定時に帰っています。
会社で働いている人は、経験を積めばキャリアパスへの柔軟性が効くことがわかった前提で、替えの利かない人物になるように身の振り方を考えることは今からでも遅くないと思います(使い捨てブラック企業では同じようにいかないことにご留意を)
すぐに思いつくのは以下でしょうか。
- ロイヤリティで稼ぐ
- ストック画像で稼ぐ
- コンテンツで稼ぐ
- 印税で稼ぐ
世間の需要は良く言えば間口が広いので拾ってくれる人が見つけやすいです。
逆に大成功するには相当な努力が必要なので、自分がどこに位置するのかを見極めつつ進めていかないといけないな、と思います。
ここで一点、覚えておきたいことは、唯一無二の存在になれるのはほんの一握りということです。
フリーランスだと流行や技術の流れに乗ることに自力を要するので、会社員よりも戦略が必要かもしれません。
会社員では、一企業で替えがきかないことは他企業では融通の利かない人物と見られる可能性があります。
クリエイターである以上、絶対安全という領域はなく、冒頭で貯金や投資についてしつこく言っていたのは、それでも生きていくためのリスクヘッジがやはり必要だからです。
「健康で元気」じゃなくなったときに何ができるか
世間的に見て健全とされている生活(9-5時で仕事、8時間睡眠、一日三食)は働ける全年齢に適応するので、大丈夫と見て良いと思います。
しかし実際のところ、このルール外で働いている人がほとんどです。
歳をとって健康でなくなっても、自分にできることは何かという問いにはいつか必ず答えないといけない時がきます。
無理がたたっていれば、8時間労働すらもできない状態かもしれません。
実際、クリエイターで定時に帰っている人を聞いたことがありませんし、ノー残業デーが如何にうまく行っていないかを見るにつけ、簡単に答えがでる問題ではありません。
実際にこのような生活に入る準備ができているためには時間と努力が必要です。
一度立ち止まって、毎日少しずつでも良いので準備を進めることで損することはないと思います。
まとめ
以上、「クリエイターとして長生きするための生存戦略」でした!
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