日本がヤバイから「国外逃亡」すると海外移住は失敗する話【海外フリーランスが教えます|日本オワコン|脱出】
こんにちは!めお(@meeowmiya)です。アメリカでフリーランスイラストレーターとして活動しています。本記事では、
という疑問にお答えし、実際に海外在住の私が思う「海外移住に必要なマインドセット」について解説します。
この記事を読むことで得られることは以下の通りです。
- 海外移住に向いている人の特徴がわかる
- 海外移住に臨むにあたって必要なマインドセットの理由がわかる
- 海外移住で得られるスキルや生存戦略がわかる
結論から言うと、本気で海外移住しようと思って行動するか、そもそも海外移住の選択肢をなくすかのゼロか百かしかないと思っています。
いざ移住してみて無理だったら日本に帰ってこればいいという「国外逃亡」的な考え方は海外移住に向きません。
それでは詳しく見ていきましょう。
海外移住に向いている人の特徴
日本やばいから海外、は、やばいの種類によって2種類に分かれます。
- やばい=物価、税金、年金など住み良くなくなる。そのための脱出
- やばい=ぬるい。グローバル化にビハインドをとらないための修行
片方は圧倒的に海外移住に向き、もう片方は全力で日本に止まった方がいいです。
どっちがどっちかわかりますか?日本をぬるいと思っている人が出た方がよく、住み心地重視の人は日本に止まったほうが良いです。
理由① 世界一平和で住みやすい日本を出る覚悟
なぜなら日本は世界でもいちばん住み良い国のひとつだからです。
安全、サービス、税金、医療制度、ご飯、QOLに対する物価、どれを取っても世界最高レベルです。日本、すごいです。
日本をオワコンだと思っている人は他の国がもっとオワコンなことを理解できていません。
アメリカでは銃を持っている人が電車やバスに乗ってきます。
この人たちにリテラシーがある保証はなく、いつ撃たれてもおかしくありません。
国民医療保険がなく、救急車の運賃は5万円。
医療費破産なんてものもあるし、避妊用ピルは一錠4000円です。
大都市だと四畳半みたいな小さな部屋で15万円、ルームシェアしないと都会には住めないレベルで家賃は高騰しています。
お昼ご飯は最低でも1000円以上、ご飯はまずいしサービスはないに等しい。
厚生年金制度は破綻して10年経っており、個人で退職年金を積み立てないと老後はありません。
他にも教育/貧富の格差に税金、公共施設の充実など、どれも日本では非常識なレベルです。
どこの国も問題を抱えています。日本オワコンは、隣の芝が青く見えているだけです。
日本やばくなくない?というのも正論です。日本は素晴らしい国だと思います。
理由② 世界との熾烈を極める競争
海外では日本では想像がつかないぐらい競争が熾烈です。
国籍を持たないことでビハインドをとりながら現地の優秀な人と並んで競争します。
需要過多な中では「育ててくれる」ではなく「ここまで自分で這い上がってこい」が根づいていて、這い上がれなければ使い捨てられます。20-30代のリストラも普通です。
周りを見渡して生き残っている人を見ていても、日本に帰らない覚悟で移住するぐらいハードコアでも生き残れるかどうかの瀬戸際という感覚です。
とりあえず何とかならないのが海外です。
英語できないなんて論外ですし、後々必死で英語を覚えるしかなくなります。
日本食やお風呂も、ないと思ってた方が絶望しなくて済みます。
結論:追い詰められるほど燃える人が競争力を磨くには最適
繰り返しになりますが、これだけ厳しい条件が揃っていると修行するには絶好の環境です。
世界と渡り合えるか試してみたいという優秀な人が集まってきて「自分も強くならなければ」という士気が高まります。
そしてグローバル化に向けての修行を積むことは可能性や視野を広げ、来たる時代に圧倒的なリードをとれます。
人生100年時代を生きるにおいて、海外経験は縮小する日本市場で生きる我々にとって分水嶺となる生存戦略だと思います。
詳しくは👇の記事で紹介していますので参考にしてください。
振り返ってみれば、日本にいた時のわたしはマサラタウン出発時のLv. 5の御三家ぐらいだったと思います。
大学出たての時なんかLv.2のポッポでも言い過ぎぐらい。
今はロケット団のアジトに入ったぐらい、ポケモンマスターはまだまだ遥か先、という感触です。
まとめ
以上「日本がヤバイからと『国外逃亡』すると海外移住は失敗する話」でした!
軽い気持ちで来てヤバさに気づいてめちゃくちゃ強くなった人も知っているので、一概に「海外来んな!」とは言いませんが、海外移住の感覚をわかってもらえたらいいなと思います。
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