一日一絵で確実にどんなタッチでも上達できる方法【イラスト上達|練習|コンテンツ作り|インクトーバー|note|ブログ|量産|毎日更新】
こんにちは!めお(@meeowmiya)です。
こういった悩みを持っているイラストレーター・クリエイターに向けて「1日1作品を絶対に1ヵ月続ける方法」について解説します。
私は2年連続、イラスト業界において1か月間毎日投稿をするインクトーバーを達成しています。
1年目は3DCG、2年目はデジタルペン画と文字通り全く違うタッチの作品で1ヵ月間毎日作品を作りました。
10月毎日イラスト、去年に引き続き無事達成できました!王道pen and inkは一度はやりたかったので、31作品コンプリートできて嬉しい🥰https://t.co/8PZp9ugbAk
— めお(meow)|海外イラストレーター🇺🇸 (@meeowmiya) November 1, 2021
1ヵ月間作品を作り続けるためには必要なのは「現実的な目標設定」と「計画」です。
これさえ適切にできていれば実際にイラストを描く工程はそう複雑ではありません。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
失敗の原因は「現実的な目標設定ができていないから」
多くの人が一日一絵で失敗する理由は「現実的な目標設定ができていないから」です。
考えてもみてください。
絵が上手い人は、日常的に自然に机に向かい、描ける人です。
それを小さい時から何年も続けています。
だから、意識しなくても描き始められることができるし、うまいんです。
描く習慣がない人がいきなり「今日から毎日一枚描くぞ!」と決めたところで、そんな簡単にうまくなるわけありません。
あなたが思い描いているゴールにたどり着くためには、おそらくスタートラインにすら立てていません。
「人生変わった」「半年でこれだけ上達した」などのフレーズに惑わされていませんか?
これらはコンテンツを見てもらうためのマーケティングですよ。
いくらでもフェイクできますし、誰にでも当てはまるものではありません。
「どこかの誰かができたと言ってるんだから、自分もできる」と考えるのは見込みが甘いです。
達成できない目標を立てるのは、最初から失敗しに行っているのと同じです。
限界突破を狙わない
あらゆるスキル上達において、短期的に大きな変化は見込めません。
あなたの悩みが「30分しか集中できない」であれば、1ヶ月かけて「1時間集中できる」ようになれば十分です。
あなたが今「毎日描けない」と悩んでいるのであれば、1ヶ月かけても「毎日満足のいくクオリティで完成させられる」ようにはならないでしょう。
多くの人は、クオリティがどうであれ「1ヶ月分描き切る」ことが精一杯のはずです。
現に一日一絵を1ヶ月続けられる人は、始める人の5%にも満たないでしょう。
「低い目標を確実に達成できる」方が絵の上達よりも価値がある
大切なのは、「周りの人に言うのが恥ずかしいぐらい低い目標を確実にこなすこと」を何度も繰り返すことです。
「現実的な目標を確実にこなす」を長期的に続けることは、短期的にセンセーショナルなことを達成するより遥かに難しいです。
短期的にセンセーショナルなことを達成するのが簡単な理由
- 簡単に上達できれば、上達するのが面白くて続けられる
- センセーショナルに上達する様子は、反響が大きくて満たされる
- 注目を集められれば、承認欲求が満たせる
しかし、褒めないとやらない、注目しないとやらない、得意じゃないとやらないのでは、簡単に言うと、自分も他人も「メンテが面倒くさい」んです。
絵が得意な人が「絵を描く」ことができたとしても、例えば食器洗いとかをすると「苦手だし上達しないし注目されないし褒められない」からやらなくなるんです。
食器洗いぐらいだったら大したことないですが、家事をしないことが離婚につながるようなケースもありますし、もっと大切なスキルではどうでしょうか。
かなりできることの幅を狭めますよね。
一方で、褒められなくても、注目されなくても、得意じゃなくても、内的なモチベーションを見つけ、自分で自分の機嫌をとりながら「勝手にうまくなる」人の可能性は無限大です。
「現実的な目標を確実にこなすこと」の方が遥かに優れたスキルである理由
- 苦手なことでも、試行錯誤して前に進める
- 誰にも反応されなくても、内的にモチベーションを作れる
- 承認欲求が満たせなくても、続けられる
現実的な目標を確実にこなせるようになることは、絵が上達すること以上に価値のある成長です。
「上達したか?」は完全に無視する
という人に上達はとりあえず無視するべきだというお話しします。
人間の限界は、日々のレベルで見たらほぼ全く変化が見られません。
それぐらい緩やかにしか「限界を広げること」はできません。
だから「限界突破したい」という目標自体が「現実的な目標設定ができていない」のです。
たとえ毎日同じことをしていても、毎日起こる少しの誤差でバリエーションは広がっていきます。
- 描くスピードが上がる
- 「完成形」に持っていけるようになる
短期的に「上達していない」ことに焦りを感じて方向転換すると、本当は積み上がっているせっかくの練習が無駄になります。
だから「上達」という判断基準は無視しましょう。絶対に上達していますから。
計画を立てるまでイラストに手をつけない
以上を踏まえて、「現実的な目標」を達成するための計画を立てる話をします。
計画を立てるまではイラストに手をつけないようにしましょう。
計画とは次の通り、かなり緻密に立てます。
- 作る目的
- 作る量
- 作る順番
- 作るもの
- 1つ1つの締め切り
全部決めたら、締め切りをカレンダーに書き込みましょう。
この作業が終わるまではイラストには手を出さないでください。
終わりを決める
何より大切なのは終わりを決めることです。
長い期間、1日も空けずにイラストを描き続けるのはスゴイことではあります。
しかし、あなたは「休まずやっている人」として知られたいのか「上達する人」として知られたいのか一度、考えましょう。
戦略なしに進める期間には限られています。
長くても6週間ぐらいで一回切って戦略を立て直した方が良いでしょう。
インクトーバーが優れている理由
インクトーバーが「1日1作品」のフレームワークとして優れているのは、👆を全て満たしているからです。
- 毎日描くものが決まっていて、締め切りも決まっている
- 1ヵ月で絶対に終わる
少なくとも開催日5日前までにテーマが公開されているものは、始まるまでに計画を立てられるので尚良いです。
チートしまくるべき
一日一絵みたいな企画をやると「毎日描かなきゃダメだ!」とか「オリジナルじゃないのはチートだ!」みたいなことを言い始める人がいます。
そのルールは誰が決めたんですか?守らないと死ぬんですか?
こういう本質的ではない意見は全無視でオッケーです。
- 写経する
- fair useを正しく守った上でアップする
- 一日二枚描いて翌日はサボる
- 何だったら最初の1週間でぜんぶ完成させる
- ストックイラストを購入し、作品に使用する
これらは何の法律も犯していませんし、罪悪感を感じる必要もなければ「チートしました」と報告する義務もありません。(商業利用など著作権に引っかかることはアウトですが)。
先ほども触れた通り、大切なのは「現実的な目標を確実にこなすこと」です。
「意味のないルールをこなせる余裕がある」という考えも「現実的な目標設定ができていない」のです。
まとめ
以上、「一日一絵で確実にどんなタッチでも上達できる方法」でした!
「『一週間かけて本気の作品を作る』を一年間やる」の検証もしていますので、よければご覧ください。
「役に立った」と思っていただけたら、シェアいただけますと幸いです。ブログやWEBサイトなどでのご紹介もとても嬉しいです!